平素は、石央森林組合の業務運営につきまして特段のご理解、ご協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。

森林を取り巻く情勢におきましては、令和6年度から森林環境税の徴収がスタートしました。キャッチコピーである「国民一人一人が、森を支える」仕組みをしっかり進めていくためには市町村の取り組みもさることながら、地域の森林整備の担い手である森林組合としても時代に即応した活動計画を立てて経営することが求められています。

森林組合系統としては令和6年10月16日に開催された令和6年度JForest全国森林組合代表者大会において「令和7年度林業政策・予算に関する要望」を満場一致で採択し、農林水産省、関係国会議員に要請を行っています。

また、浜田市においては令和5年度より森林環境税を財源とする「浜田市豊かな森づくり事業」がスタートしています。行政、素材生産事業体、森林組合が協力をして地域の森林整備、循環型林業の確立に向け取り組んで参ります。

一方で、昨今の少子高齢化等の影響を受け、林業の担い手不足、人材の確保が課題となっています。令和2年から新規就労者育成班を編成し、林業技術の習得に向けた取組をしてきたところですが大変厳しい状況にあります。更なる安全対策の推進等も合わせ、魅力ある職場環境づくりに取り組んで参ります。今後も、人材の確保、育成、森林資源の循環利用、確実な再造林の実行に向け、役職員一同精進する所存です。

今後とも、石央森林組合への引き続きのご指導、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

令和7年1月

石央森林組合
代表理事組合長 西田清久