石央森林組合で活躍中の林業機械

戦後植林された山林が、現在伐期を迎えており、当組合では高性能林業機械を導入して立木の伐採・搬出を行い、木材市場等に出荷しています。

昔ながらの林業では、そのほとんどを人の手で行っていましたが、この20年で林業の現場は大きく変化をしました。下刈りや枝打ちの場面ではまだまだ人力に頼るところは多いものの、現在の林業現場は、他の産業と同様に機械化が進んでいます。

立木を伐採するときはもちろん、作業道の開設や補修の場面では、大型高性能機械が活躍をしています。

石央森林組合でも多くの林業機械が導入されており、作業を進める現場職員に対しては必要な資格の取得を進めています。

伐る・集める

機械が入るための路網が整備された後は、実際の伐採作業に入っていきます。伐採の現場では立木を伐倒し、玉切りなどを行います。必要な作業によって機械が使い分けられますが、伐倒・枝払い・玉切り・集積の作業を一貫して行う機械もあります。

●ミニバックホー(アタッチメント付)

木材をつかんで集材したり、刈り取った小木や草を寄せたりすることができます。
アタッチメントをバケツに変更も可能で、小型で小回りが利くので、作業道修繕にも使うことができます。

●グラップルソー

木寄せ・玉切り・丸太の積み込みや枝の片付けなど、林業機械の中でも多くの作業がこなせるのが特徴で、いろいろな場面で活躍しています。

●スイングヤーダ

油圧ショベルをベースマシンとし、集材した木を機体を旋回して仕分けを行うことができます。
簡易架線を張ることができるので、作業道をつけずに集材ができるのが特徴です。

●フェラバンチャー

フェラバンチャーはカッターが取り付けられることで、立木を伐倒し、そのまま掴んで木材の集積場所へ集積する自走式機械です。

●ハーベスタ

油圧ショベルをベースにアタッチメントを付属させています。ハーベスタは伐倒・枝払い・玉切り・集積の作業ができる高性能林業機械です。

運ぶ

■伐倒現場から、トラックが侵入できる集積場まで運びます

 

■集められた原木を中間土場や市場・納入先へ運びます

 

■組合内の土場で横木や杭などを運ぶ際に使われています。