この春、石央森林組合で育てた「コンテナ苗」

2,000本をを山に植えました。

コンテナ苗の特性はこちらをご覧ください。

 

低コストで確実に植林を進める技術や仕組みづくりが

現在、林業の世界では課題となっています。

 

これまでの林業では

木を切る作業とそのあとに木を植える作業は別物として考えていました。

現在の林業現場は

木の伐採をバックホーをベースにした重機を用いて行うことが多くなりました。

また、利用間伐など林内に作業道を開設するなど

この20年で大きく変わりました。

その一方で木材価格の低迷は著しく

木材の搬出コストの削減や植栽コスト削減が求められています。

 

コンテナ苗は年間を通して活着率がよく

植栽に係る作業効率も期待できます。

伐採作業直後に木材運搬車などを使って

苗木を現場まで運び入れることで

作業者の疲労軽減、安全衛生面にも期待をしています。

 

 

木を伐採したあと同時進行で植栽することを

「一貫施業」と呼んでいます。

 

人工林(スギやヒノキ)を伐採した後は

広葉樹と違い

切り株から芽が出ません。

人工林を伐採した後、一定面積以上では木を植えることが義務づけられています。

 

再造林が円滑に進んでいくように

その一歩となる作業現場です。