この春、組合で生産する「コンテナ苗」を

組合員の方が自身で管理する造林地に植栽されました。

カシノナガキクイムシによる被害があり、

12年ほど前から植林を始め

現在、2.50haの林分が成長しています。

これまでの山林管理の経験から

間伐作業に苦労をしたため、

独自で植栽本数を減らし、

風が強いところでは夏季には木の周りだけ草刈りを行い、

残った草木類により防風の役目を担わせ、冬季に全面草刈や枝打ちを行うなど、

木のために最善の林業を実践されています。

また、

将来残す木を見越し

3mの竿により常に本数管理のためのイメージづくりや、

スギ2:ヒノキ1の割合で混植を行うなど、

安全策を取りながら将来を見据えた山づくりをされています。

 

この度ご購入いただいた

「コンテナ苗」も改植に利用されていました。

不成績であるヒノキ等を惜しげもなく伐採し

その隣に改植されています。

低密度植栽ゆえ光はよく当たるため

改植した苗にも十分な光は確保されています。

「いいものをつくりたい。」

徹底した管理を実践された証として、

造林では厄介者の葛(クズ)も徹底的に処理されています。

市販の一般的な除草剤を使い処理されたとのこと。

 

自然に学び、林業を研究する。

勉強させていただきました。