先週、流域林業活性化センター主催の先進地視察に参加をしました。

愛媛県の久万高原町「久万林業」のまちです。

久万高原町の概要では総面積、森林面積とも浜田市と同程度です。

(比較対象としてイメージが持ちやすい)

戦後、荒廃した森林に植林がされ、人工林率86%(浜田市は27%)

私から見れば見渡す限り植林地です。地形も急峻なところも多く、ここまでの森林資源にそだてられたのは、かなりの努力なり情熱というものがあったのであろうと思います。

 

視察で驚いたこと。

「久万高原町林業戦略課」このネーミング、戦(いくさ)です。

実際の座学において同課の林政アドバイザーの講師先生のお話からも、

森林資源はこれまで育んできた大切な個人、地域の宝であり、いかに守り、活かしていくかということへの思いを感じ、学ばせて頂きました。

林業戦略課とはまさにその通りであると思いました。

 

さて、

人工林としての森林資源量は当地区とは比較になりません。

しかし、

我々もそのことで憂う必要はないと思っています。

なぜなら、

地理的条件やそこに暮らす人、地域文化などに根差した「戦略」を

組合員の皆さん、関係団体、行政と一体となって議論を重ね進めていくことはできることですから。

大丈夫、

人材は確実に育っています(文責:専務)

 

座学(久万広域森林組合会議室にて)

製材・集成(久万広域森林組合父野川事業所)

 

製材・集成材・CLT(株式会社サイプレス・スナダヤ)